サーバー・サイト運営

WordPressサーバーの選び方:動作要件と運用要件を分けて確認

PHP・データベースの対応だけでは選び切れないWordPress向けサーバー。更新、バックアップ、検証環境まで含む選定手順です。

初稿:2026年9月21日運営:合同会社イクシル更新:2026年10月3日

この記事の結論

WordPressが起動する条件と、会社として安全に維持する条件は別です。公式の推奨環境を起点に、使うテーマ・プラグイン、更新方法、復元方法を確認してからプランを決めます。

「対応しています」の内訳を確認する

WordPress公式はPHP、MariaDBまたはMySQL、HTTPSの推奨環境を示しています。「簡単インストールがある」という表示だけで判断せず、利用予定の環境と公式の要件を照合します。古い環境で動くことと、保守対象として使い続けられることは同じではありません。

見積もり時には本体、テーマ、主要プラグインの組合せを伝えます。サーバーのPHP切替機能があっても、独自改修が新しいPHPに対応しているとは限りません。

アクセス数より処理の種類を見る

会社案内を表示する処理と、商品検索・予約・会員ログインでは負荷が違います。月間PVだけで容量やCPUを決めず、混み合う時間帯、動的処理、画像サイズ、外部連携を棚卸しします。速度の断定は、本番に近いデータを用いた検証後に行います。

更新と復元をセットにする

本体だけでなくテーマやプラグインも更新対象です。更新前の保存、検証環境での確認、戻す条件を決めます。更新ボタンを押す担当と、失敗時に復元できる担当が異なる場合は、作業可能な時間を合わせておきます。

契約前に試したい操作

記事投稿、画像アップロード、フォーム通知、バックアップ取得、復元の導線を確認します。試用可能なら実際に管理画面を触り、操作できなかった点を質問事項にします。評価環境には本番の顧客データや送信用認証情報をそのまま持ち込まないでください。

事業者に確認する項目
観点確認事項判断材料
実行環境PHP・DBの提供版と切替方法更新後の互換性
保護ファイルとDBの取得・復元範囲失敗時の戻し方
保守CMS更新の代行有無と対象自社に残る作業

導入・見直しのチェックリスト

  • 使用するテーマ・プラグインを一覧化しましたか。
  • PHP等の更新時期と検証担当を決めましたか。
  • フォーム通知まで復元後の確認対象にしましたか。

参考資料と確認範囲

  1. WordPress公式:Requirements — PHP・DB・HTTPSの推奨環境と旧環境への注意。