この記事の結論
WordPressが起動する条件と、会社として安全に維持する条件は別です。公式の推奨環境を起点に、使うテーマ・プラグイン、更新方法、復元方法を確認してからプランを決めます。
「対応しています」の内訳を確認する
WordPress公式はPHP、MariaDBまたはMySQL、HTTPSの推奨環境を示しています。「簡単インストールがある」という表示だけで判断せず、利用予定の環境と公式の要件を照合します。古い環境で動くことと、保守対象として使い続けられることは同じではありません。
見積もり時には本体、テーマ、主要プラグインの組合せを伝えます。サーバーのPHP切替機能があっても、独自改修が新しいPHPに対応しているとは限りません。
アクセス数より処理の種類を見る
会社案内を表示する処理と、商品検索・予約・会員ログインでは負荷が違います。月間PVだけで容量やCPUを決めず、混み合う時間帯、動的処理、画像サイズ、外部連携を棚卸しします。速度の断定は、本番に近いデータを用いた検証後に行います。
更新と復元をセットにする
本体だけでなくテーマやプラグインも更新対象です。更新前の保存、検証環境での確認、戻す条件を決めます。更新ボタンを押す担当と、失敗時に復元できる担当が異なる場合は、作業可能な時間を合わせておきます。
契約前に試したい操作
記事投稿、画像アップロード、フォーム通知、バックアップ取得、復元の導線を確認します。試用可能なら実際に管理画面を触り、操作できなかった点を質問事項にします。評価環境には本番の顧客データや送信用認証情報をそのまま持ち込まないでください。
| 観点 | 確認事項 | 判断材料 |
|---|---|---|
| 実行環境 | PHP・DBの提供版と切替方法 | 更新後の互換性 |
| 保護 | ファイルとDBの取得・復元範囲 | 失敗時の戻し方 |
| 保守 | CMS更新の代行有無と対象 | 自社に残る作業 |
導入・見直しのチェックリスト
- 使用するテーマ・プラグインを一覧化しましたか。
- PHP等の更新時期と検証担当を決めましたか。
- フォーム通知まで復元後の確認対象にしましたか。
参考資料と確認範囲
- WordPress公式:Requirements — PHP・DB・HTTPSの推奨環境と旧環境への注意。