この記事の結論
同じアクセス数でも、静的な表示と検索・予約では必要な資源が違います。まず代表的な処理を測定し、制約になっている資源を確認してからプランを調整します。
処理の種類とピークを把握する
Web表示、データベース検索、ファイル変換、夜間バッチなどを整理します。月間平均では短時間の集中を見落とすため、同時処理とピーク時間を確認します。CPU数だけで性能は決まらず、世代や共有条件、プラン固有の制約も採用先の仕様で確認します。
メモリとI/OをCPUと分けて見る
CPUが低負荷でも、メモリ不足によるスワップやディスク待ちで遅くなる場合があります。プロセスごとの使用量、待ち時間、エラー、アプリの応答時間を合わせて見ます。メモリ使用率の高さがキャッシュによるものか、実際の不足かを区別し、単一指標だけで増設しません。
ディスク容量には増加と一時領域を含める
アプリのデータに加え、ログ、更新作業、バックアップの一時保存、復元時の余裕を計算します。容量と読み書き性能は別の条件です。空き容量だけを増やしてもI/Oの制約が解消しない場合があるため、プランの帯域・IOPSなどの条件を確認します。
変更手順と測定条件を残す
代表データで負荷試験を行い、同じ条件で応答時間と資源使用を比較します。プラン変更に停止が必要か、縮小できるか、ストレージを戻せるかを事前に確認します。変更後は監視を継続し、アプリ側の非効率を大きなサーバーだけで覆い隠していないかも見直します。
| 症状 | 候補 | 合わせて確認 |
|---|---|---|
| 同時処理で遅い | CPU・接続上限 | 処理時間と待ち行列 |
| 急に応答が悪化 | メモリ・スワップ | プロセスとエラー |
| 読み書きが遅い | ディスクI/O・帯域 | 容量とは別の性能条件 |
導入・見直しのチェックリスト
- ピークと処理の種類を把握したか
- CPU・メモリ・I/Oを分けて測ったか
- 拡張と縮小の条件を確認したか
参考資料と確認範囲
- AWS:VPSとは — VPSの資源と管理の基本概念。サイジング表は編集部の提案で、特定プランの性能保証ではありません。