この記事の結論
解約は移行完了の確認後に行います。Web以外にメール、DNS、ドメイン特典、バックアップ、ログが同じ契約に含まれていないかを確認し、必要なものを先に引き継ぎます。
契約単位とサービス単位を分ける
一つの契約の中にサーバー、メール、DNS、ドメイン維持が含まれる場合があります。Webの表示が切り替わっただけで契約全体を終了すると、別の機能まで止まるおそれがあります。請求明細と管理画面を照合し、残す機能と終了する機能を一覧にします。
バックアップは取り出して試す
事業者の管理画面にバックアップが残っていても、解約後に取得できるとは限りません。必要なファイルとDBを手元の安全な保存先へ移し、復元できる形式かを確認します。閲覧用のHTMLだけでは、CMSの更新機能やデータを完全に再現できない場合があります。
旧環境へのアクセスを観察する
切替後も外部連携や古い設定が旧環境を参照していることがあります。不要なアクセスと業務上必要な処理を区別し、定期ジョブ、通知、外部サービスの接続先を確認します。継続すべき処理を移し終えてから停止の判断をします。
権限と秘密情報を終了させる
委託先のアカウント、SSH鍵、APIキー、共有メール等の権限を棚卸しします。移行先でも使い回している情報は、安全な更新計画が必要です。終了日、削除確認、最終請求、資料の受領を記録し、後で誰が何をしたか確認できるようにします。
| 記録 | 目的 | 注意点 |
|---|---|---|
| 構成・契約一覧 | 残す機能の確認 | 自動更新の有無 |
| 最終データと復元結果 | 再利用・障害時の復旧 | 公開場所へ置かない |
| 権限終了の記録 | アクセスの整理 | 引継ぎ後に失効 |
導入・見直しのチェックリスト
- DNS・メール・ドメインへの影響を確認しましたか。
- 最終データを復元可能な形で保管しましたか。
- 委託先のアクセス権と最終請求を確認しましたか。
参考資料と確認範囲
- WordPress公式:Backups — WordPressではファイルとDBの両方が復元に必要という点。契約の終了条件は各事業者に確認してください。